先に、雅子妃殿下のご療養と皇室祭祀の兼ね合いを考える 補助線として、近代の皇室祭祀における皇后の関わりについて、 少し触れた。 ここでは、前近代の事情について、いささか補足しておく。 天皇ご自身が奉仕される大切な祭祀に新嘗祭がある。 これに類した祭祀として、やはり天皇親祭の 神今食(じんこんじき)という神事が、かつてあった。 これらの祭祀に、皇后が「助祭」として加わった例が、 平安時代に見えている。 この事実から、次のような見方がされることがある。 皇后は元来、天皇と並んで祭祀に重要な位置を占めていた。 だが、次第にその地位が下がって、平安時代の頃には、 天皇の祭祀を手助けする「助祭」に甘んじるようになったーと。 しかし実際は、そうではなかったらしい。 そもそも、飛鳥・奈良時代の天皇の祭祀に、 皇后が大きな役割を果たしていたことを証明する根拠は、 ほとんどない。 そこで近年の研究では、皇室の祭祀・儀礼において、 日本の皇后は元々、シナの皇后と比較して、 不可欠の存在とは見られていなかったとされる(梅村恵子氏ほか)。 では、史料に確認できる皇后「助祭」の実例を、どう理解すべきか。 これについては、9世紀前半の第52代嵯峨天皇が、 シナにおける唐の武后などの前例を参照して、皇嗣との関わりで、 その母である皇后の権威を強化すべく、 皇后が祭祀に関与する制度を新たに創始したようだ (西本昌弘氏「九条家本『神今食次第』 所引「内裏式」逸文について」)。 しかも10世紀中頃の第62代村上天皇の頃には、 既にそのことは行われていなかった可能性がある。 天皇親祭に皇后が「助祭」として加わるのは、 嵯峨天皇とその次の淳和天皇の頃に特有の、 謂わば例外的な形だったらしい。 皇后の祭祀への関わりが、このように例外的なものに止まったのは、 祭祀における天皇の超越性を示しているだろう。
テーマ「雅子妃殿下の行方」
平成25年8月11日(日)午後1時 から
『人事労務会館』 にて開催します。
「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』 の 北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。
毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。
人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )
詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。HP上の申し込みフォームからも申し込み可能です
上 ↑ のHPメニュー「道場参加申し込み」、もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)を
クリックして、申し込みページにお進み下さい
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい
お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。
申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。
当選された方は、道場当日、その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
引き続き、往復ハガキでの応募も受付けております
入場料は、お一人1000円です。
参加ご希望の方は、
往復はがき に、『第37回参加希望』 と明記、
さらに、
1. 氏名(同伴者がいる場合はその方の氏名と続柄・関係など)2. 住所
3. 電話番号
4. 年齢
5. 職業(学生の方は学校名)
6. 募集を知った媒体
7. 応募の理由と道場への期待
返信はがきの宛名には、ご自分の氏名・住所をご記入の上、
〒152-8799東京都目黒区目黒本町1-15-16 目黒郵便局・局留め
『ゴー宣道場』代表・小林よしのり、担当・岸端
まで、お送り下さい。
応募〆切は平成25年7/31(水)必着です。
当選された方にのみ当選通知を送らせて頂きます(往復ハガキで応募された方は返信ハガキで、ネットから応募された方は
当選メールでの通知となります。)
当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい
皆様からの多数のご応募、お待ちしております
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